いざ、三千年の歴史ある温泉・道後温泉本館の旅へ 道後温泉本館の旅

●道後温泉本館の浴室●

浴室入口
まずは、入館切符を購入しましょう!
●札場:入浴券を買うところを札場「ふだば」と言います。昔は現在のように紙のチケットではなく、木の札を入浴券としていたことから、このような呼び方をしました。道後温泉本館では、入館前に入口右手の無人の窓口で入館切符を購入します。始めていく方は、この窓口で「すいませ〜ん」と声をかける方も少なくないそうです。無人です。予め。
●下駄箱:道後温泉本館の下駄箱は424足分あります。これだけあれば、足りないということはなさそうですね。

●浴室手前の受付に切符を渡します。タオルのレンタル・購入などはここで行います。行列のできるラーメン屋のような対応です。リラックスして通り抜けできます。
●ざくろ口の折鏡:受付が終わって浴室に向かいますが、どの浴室にも入らず、通路を突き当たったところにこの「ざくろ口の折鏡」はあります。鏡面がトタン製の屋根のようにくねっています。この鏡に自分の姿を写すと、ちょっとショックを受けます。江戸時代の浴室の入り口を「ざくろ口」と呼んでいました。入口は小さく、かがんで入る造りをしていますが、これは広い入口のように蒸気や熱を逃がさないようにする工夫です。風呂の中で鏡を使うのに、鏡面をざくろ等のしぼり汁で磨くことで、鏡面の曇りを防いだそうです。ざくろは「鏡をふくのにい(要)る。」これが変じて「かがみいる」、「かがんで入る」ほど小さな入口。これらをかけて「ざくろ口」と徐々に呼ばれるようになったのだそうです。ちょっと無理がある気がしますが…。 神の湯と霊の湯の違いのほとんどは浴室を構成する石の質や程度に過ぎないと思いますが、比較的、霊の湯の方が入浴者数が少ないため、のんびりくつろいで入浴できると思います。さらに、霊の湯には石鹸が常備されています。 また、神の湯の男性浴室側には「坊っちゃん泳ぐべからず」との板の看板があります。小説「坊っちゃん」内には毎日上等に入っていたとあり、これは坊っちゃんは恐らく霊の湯に入っていたんだと思われます。

●道後温泉本館の浴室
浴室入口
神の湯
霊の湯
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